私設年金のヒントとして、中高年の方にお勧めの書!
公的年金・企業年金の破綻については、数年来話題になってますが、相互扶助という仕組み上全ての世代が満足する平等な制度は疑問の様に思います。老後の生活を自助努力で切り開く為に、賃貸マンション経営やリバースモーゲージ等収入面から考察したシステムや商品は多くありますが、視点を変え自分自身の生活コストを無理なく下げる事により、こんなにも豊かな生活が可能かと思わされるヒントが有ります。国内での生活に限ると浮かんでこないアイデアが、グローバルな視点で考えると充分実現可能なプランとなって身近に感じられます。フィナンシャル・プランナーである著者が他の海外移住ノウハウ本とは違った観点で記述しており大いに参考になる内容と思います。
ただの「楽園生活のすすめ」ではなく
この本の、これまでの「年金海外生活本」との違いは、「日本で老後を過ごすことのリスク」について正面から取り上げていることでしょう。そして、移住を考える人たちには、ただ「楽園生活」を紹介するのではなく、移住を実現するために必要な経済面、精神面での準備についてフォローしています。もうすぐリタイアの世代に限らず、むしろ若い世代が読んでおくべきヒントが満載の一冊だと思います。
自由國民社
半分海外ぜいたく暮らし―年金カップルなら誰でもできる 夢をかなえた9カ国24人の新しい生き方 (LONG-STAY PERFECT BOOK) 海外で見つける人生の愉しみ方―海外長期滞在で実現する充実した生活 定年後を海外で暮らす本―目的別 海外ロングステイのすべて 極楽アジアの暮らし方 マレーシア/インドネシア・バリ篇
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