ああ南壁―第二次RCCエベレスト登攀記 (中公文庫)



キョウト自転車生活信州日帰りでゆく山歩き―中信・南信山と渓谷 2007年 07月号 [雑誌]新版・十六歳のオリザの未だかつてためしのない勇気が到達した最後の点と、到達しえた極限とを明らかにして、上々の首尾にいたった世界一周自転車旅行の冒険をしるす本コンティニューvol.37散歩屋さんの事件簿 (パレット文庫)野宿完全マニュアル―究極のアウトドア案内 (三一新書)ああ南壁―第二次RCCエベレスト登攀記 (中公文庫)全国リバーツーリング55マップ (Outdoor)雲を見ればわかる明日の天気―豊富な写真とイラストで徹底解説 (OUTDOOR SPORTS)


ああ南壁―第二次RCCエベレスト登攀記 (中公文庫)
ああ南壁―第二次RCCエベレスト登攀記 (中公文庫)

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第二次RCC隊の軌跡

レポートとして参加した著者の目から見るRCC第2次隊の活動が描かれている。
登山そのものだけでなく、クライマーを支えるシェルパーの背景や高山という極限状態における人間心理の話も読んでいて興味深い。
東南稜からの登頂達成よりも下山途中に起こったハプニング- 8000m以上でのほぼ無酸素でのビバーグ、酸欠による錯乱・意識混濁症状など-の凄まじさには、ただ唖然とするばかり。
山の本を読んでいて思うことなのだが、こういった極限状態に置かれた人間の心理というものは、時として日常にいる人間にとっては想像を超える。
所要日数・所要人数といい、担ぎ上げた食料・設備・装備といい、これほど大規模な遠征登山もかつて無いほどのものと思われる。

古い本のため、ルートやキャンプが開発され続け、登山としての制度も高度に確立した現在のエベレスト登山とは事情が異なる点も多いと思うが、日本登山史上で数々の記録的な物語を生み出してきたRCC2次隊の話は、エベレスト登山だけではなく登山に興味がある人にとっては非常に有益である。
なお、本書には森田勝、長谷川恒夫といった歴代のクライマーの名前が出てくるが、それらのクライマーの活動はどちらかというと影を潜めており、東南稜から登頂し下山してくる石黒隊員および加藤隊員に焦点が当てられている。
上記の著名な人物に焦点を当てた本もあるので、それらを手にするかWEBなどで事前知識を得ておくと、よりイメージが広がり楽しく読めると思う。



中央公論社
喪なわれた岩壁―第2次RCCの青春群像 (中公文庫)
垂直に挑む (中公文庫 (よ2-1))
ヒマラヤを駆け抜けた男―山田昇の青春譜 (中公文庫)
谷川岳に逝ける人びと (平凡社ライブラリー (525))
四度目のエベレスト (小学館文庫)







         
         
         
         

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