ヌクマムや香菜などをふんだんに使った、ちょっとクセのある味ながら、すっかりブームとなったベトナム料理。本書では、日本の家庭でも作れるレシピ50品以上を収録している。そのおしゃれなライフスタイルで注目を集める料理研究家の本らしく、「ちょっとお腹がすいたときに」「ごはんがすすむおいしいおかず」「ベトナム風ごちそうでおもてなし」など、目的別に章立てされていて、それぞれの目的に合ったメニューが美しい写真とともに紹介され、見ているだけでも楽しめる。また、ほとんどのレシピで、作り方の手順が3ステップほどにまとめられているので、いざキッチンに立ってから本と首っ引きになってしまうこともない(もちろん材料などの下準備は必要だが)。ベトナム独特のスパイスや野菜など、日本ではなかなか手に入りにくい食材については、代用品のアイデアを紹介しているのも親切だ。巻末には、ベトナムの文化、食べ物に関するコラムや、食材入手先のリストも。(和久裕子)
もっと知りたい人のために
私が好きなのは後半の「もっと知りたい人のために」という部分。 ベトナムを語らせたらこの人でしょう。という「ベトナムの達人」石井良佳さんのエッセイです。10代からベトナム人の家庭で暮らし、まだ誰も見向きもしなかったころからベトナムの言葉や食を学び、たくさん人の暮らしに寄り添って見てこられたことが書かれています。 長年テレビや雑誌にベトナム各地を案内してきたらしく、地に足のついたエピソードばかりです。読んでいると生活の色やにおい、息遣いが感じられ、ますますベトナムで生活してみたくなるばかり。。
他のベトナム料理本と比較しての感想です!
ベトナム料理本はAmazonで買えるものは全て持っていま す。その中で、トウェンさんの「ベトナム料理とデザート」と 別冊「家庭画報、人気の韓国&アジアごはん」は必携だと思い ます。それらと比較すると、どうしてもこのように辛い採点に なってしまいます。ファンが多い料理研究家さんなので、私の舌と腕にも問題があ るかもしれませんが、ベトナム料理本としては、他の本と比べ てレシピ数が多いわけでも、手順に細かいお助け画像が多いわ けでも、個性があるわけでもないのに値段が格段に高い点が低 い評価になりました。確かに、副題のように「日本のキッチン で」と逃げがついているのですが、それならもう少しユニーク な工夫と日本的料理とのフュージョンが見られてもいいか、と おもいます。残念です。
素朴で優しいベトナム料理
ベトナム。なかなか行けそうにない国の様で実は身近な国。 そんな国に魅せられて訪れたベトナム。素朴で心にジンとくる料理が私を迎えてくれた。 そんな料理をもう一度日本で食べたい!その思いにこたえてくれた本でした。心が寂しい時、ベトナムの人達を思い出して作っています。 簡単にわかりやすく書いてくれてるから、とても作りやすかったです。
巻末のエッセイ
この本の巻末にあるベトナムの食にまつわるエッセイが圧巻だ。 「ベトナム雑貨と暮らす」の著者でもあるベトナム取材コーディネーターによって、ベトナム人の価値観や生活スタイルが繊細かつ鮮やかに描かれている。
ビエットナム
写真のほとんどが、カラーなのでとても見やすく、盛り付け方も参考になります。料理の品数も多いし、ベトナム料理やベトナムについてなど書かれているところもあり、いろんなことを知り、ベトナムへ行ったような気になります。私が買ったこの本は、第6版なので人気のある本だとわかります。
柴田書店
ベトナム葉っぱごはん―おうちで楽しむエスニックレシピ+ガイド ベトナムの料理とデザート お気に入りのアジアめん タイ&ベトナムおいしい屋台料理 気持ちのよい暮らし
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